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副業・兼業を希望しない理由から考える今の日本の副業マーケットの現状

2019/03/19

みずほ総合研究所が2018年10月に行なった副業・兼業に関する調査で、副業・兼業に興味がある人は4割という調査結果が発表されました。
この結果を多いとみるか、少ないと見るかは人それぞれですが、その理由を見てみると、まだまだ副業・兼業に関する前提が整っていないことが見えてきました。

副業・兼業を希望しない理由を見ていくと下記の結果となっていました。

•過重労働となり、本業に支障をきたすため:61.6%
•家族や友人と過ごす時間を重視するため:56.5%
•勤め先企業で禁止されているから:40.4%
•現在の収入で十分生活できるから:29.1%
•従業員が副業・兼業をする社風が醸成されていない:15%

この結果をみると、大半の理由が「時間がない」と考えている人が多いということがわかります。

日本人の労働時間は決して多くはない

2017年の日本人の労働時間の平均は1,710時間。世界主要国の労働時間ランキングでは22位と決して多い訳ではないわけです。
にも関わらず、副業・兼業にチャレンジしたいと思う人が4割しかいないのは、物理的な時間よりも精神的な余裕がない人が多いからです。

実際、有給休暇の取得に関する調査で、有給休暇の取得率は日本が3年連続最下位。取得すると「罪悪感を感じる」は世界最多という結果が出ています。
つまり、周りの目ばかりを気にしてしまう日本人の特性が副業や兼業へのチャレンジを止めてしまっている可能性があるということです。

そもそもメインとサブという考え方が古い

これからの働き方を考えれば、本業・副業、メインとサブという考え方はどんどんなくなっていくと考えています。
アメリカではフリーランスが2020年には半数を超えるという予測が立つほど、フリーランス・複業・兼業が当たり前になっています。このようにフリーランスの働き方が当たり前になればなるほど、複数の職場、複数の仕事をする人が当たり前になっていく訳です。

そういった環境下において、メイン・サブという考えはなく、全てがメインとなるのは必然です。
こうなった時に「本業に支障をきたす」という考え自体がなくなると考えられますよね。今、本当に大事なことは本業を守ることではなく、自分の市場価値を高めていくことです。

本業を守ることは本業が永続することが前提

このような話をさせてもらっている理由は、本業が永続するか否かがわからない状況になっているからです。
そもそもその本業を死守することで自分の市場価値が上がっているのか、この点にはしっかりと注目すべきです。社内価値だけが上がり、その会社がなくなった時、誰からも必要とされない人材になってしまったという人は少なくありません。

人生100年時代と言われる時代です。定年も伸び、個々人が働く時間もどんどん長くなっています。会社の平均存続期間は20~30年です。
会社の平均存続期間よりも長く働くことが求められる時代だからこそ、自分の市場価値を高めることがより一層求められる時代ということです。