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働き方改革「複業」の解禁

2018/12/27

2018年、副業元年と呼ばれるこの年の1月に、何が起こったみなさんは覚えていらっしゃいますか?

厚生労働省が発表しているモデル就業規則の変更です。

平成29年12月時点の労働者の遵守事項
「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」

平成30年1月以降の労働者の遵守事項
「1労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。
2労働者は、前項の業務に従事するにあたっては、事前に、会社に所定の届出を行うものとする。
3第1項の業務に従事することにより、次の各号のいずれかに該当する場合には、会社は、これを禁止又は制限することができる。
①労務提供上の支障がある場合
②企業秘密が漏洩する場合
③会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
④競業により、企業の利益を害する場合」

つまり、副業・兼業が公に認められた発表だっと言えるわけです。これにより多くの企業が副業・兼業を踏まえた就業規則への変更を行い始めました。

副業・複業解禁は働き方改革の一環

働き方改革が叫ばれて時間もたちました。

そもそも働き方改革は日本の今後を考えたときに必要不可欠なテーマです。その最大の理由は少子高齢化であり、働き方改革は少子高齢化社会に挑んでいくための「経済改革」であり「経営改革」なのです。

少子高齢化が進んでいる日本では、労働力人口が年々減少しています。この動きに現時点で歯止めがかかることは予想されていません。また働き手の年齢も上昇しています。年齢が上がればその分病気などのリスクも高まっていきます。つまり、働き手の減少と働き手のリスクが年々高まっており、この問題を解決するための取り組みが”働き方改革”なのです。

もっと言ってしまえば、日本の生産性を維持、向上するために取り組まなければいけないテーマということです。

複業と副業の違いとは

ここまでは複業と複業を一緒に考えてきましたが、ここで複業と副業の違いを整理しておきましょう。

副業は、主たる仕事(本業)があり、その収入の助けとなったり、サブとしての立ち位置で他の仕事を行うのが副業です。一方で複業はいくつかの仕事を行う中で、どれが本業でどれが副業かとの差をつけずに取り組むもの、どれも本業というようなイメージです。

副業となるとどうしてもスポット的なお手伝いや片手間でできる仕事という印象が持たれがちですが、複業は本業をいくつも回すようなイメージのためより専門性が求められたり、責任が伴う仕事を依頼されるケースも多いです。

また複業・複業を考えるときに出てくる「フリーランス」という言葉も学んでおきましょう。
ランサーズが行なっている「フリーランス実態調査2018年版」では、フリーランスの種類を4分類化されていました。

・副業系すきまワーカー
・複業系パラレルワーカー
・自由業系フリーワーカー
・自営業系独立オーナー

フリーランス全体の人口はこの調査で1,119万と発表され、そのうちの26%である290万人が「複業系パラレルワーカー」だったとのことです。複業系パラレルワーカーは、男女比は男性55%女性45%、年齢層では40代が最も多いという結果に。働く時間は13.6時間が平均でした。

複業のメリット

複業のメリットは大きくは「収入」「経験」「リスクヘッジ」です。

収入は当然ですが、稼ぎ口が増えることで収入が増えます。会社員だとなかなかベースの報酬がいきなり増えることは少ないかと思いますが、複業を行うことで収入が増えます。複業系パラレルワーカーの平均年収は「フリーランス実態調査2018年版」より154万円。月に直せば12万円強の収入です。1ヶ月10万円以上使えるお金が増えれば、生活にだいぶ余裕ができますよね。

2つ目は経験です。1つの会社でしっかりとスキルを磨くことももちろん選択肢のひとつです。しかし、時代の変化が早いこのご時世で、1社の経験やスキル、学びだけで通用するのか、そう考えた時に他社での就業の経験は自身の財産です。本業でもいかせるという考えで複業を受け入れている会社も増えてきています。

最後はリスクヘッジです。これは収入のところとも重なりますが、今は大企業でも倒産をする時代です。会社依存の生活では、その会社がなくなったときに自分の市場価値がなくなってしまうリスクがあるということを覚えておきましょう。

複業のデメリット

複業のデメリットは「マルチタスク」と「スケジューリング」です。
複業をするとなれば避けられないのがこの2つの問題です。1社にいれば当然その会社のその仕事に集中できますが、複業をすれば別の仕事を同時並行で進めなければなりません。そのためのスケジューリングやタイムマネジメントが求められるため、ここが難しいという方は要検討です。

複業を始める人の4つの注意点

複業は今までは一般化していない働き方です。これまで「会社員」「フリーランス」「起業」という選択肢だったものが、「会社員+α」や「フリーランスの幅の広がり」というように働き方も多様化してきた結果が複業です。

ではこの新しい働き方である”複業”の注意点をまとめておきます。

①1人ブラックになるな

複業に取り組む人で多いのが、会社以外の時間で仕事をするので”1人ブラック企業”になってしまうこと。頑張りすぎて体調を崩してしまっては本末転倒。体調管理は気をつけましょう。

②稼ぐことばかりに目を向けるな

複業を始める動機がお金を稼ぐことでももちろん良いです。ただお金ばかりを追ってしまうと、無理な納期ややりがいのない仕事もどんどん安請け合いをしてしまいがちです。これは上述の1人ブラックになりがちな要因なので要注意です。

③規則やルールは事前にチェック

会社員だけであれば、基本的な税金などの手続きは会社がやってくれます。しかし、複業とは個人で稼ぐということでもあります。そのため、税金や確定申告などのルールは事前に知っておいた方が良いです。

④”伏業”になるな

隠れて複業・副業をしている人も多いと思いますが、規模が大きくなればなるほど、この働き方には限界があります。ある程度成果が出てきたら、会社に相談することも必要です。

複業は働き方の選択肢の1つ

ここまで複業とは何かを考えてきましたが、あくまで”複業がベスト”というのではなく、働き方の1つでしかないということです。1社に従事して成長したい人もいれば、フリーになりたい人、起業したい人、複業したい人、人それぞれ働き方が選べる時代です。どれがベストではなく、自分にとって最善の選択肢がどれかということをしっかりと考えていただくことが大事です。

自分にとってベストな働き方を今一度考えて見てください。